知っていただきたいこと
ラボグロウンダイヤモンドとカラーストーン、選ぶ基準は色|Aurea
ラボグロウンダイヤモンドもカラーストーンも、Aureaでは同格の宝石です。色相・トーン・彩度とご自身の肌色から、後悔しない色の選び方をご紹介します。

ファインジュエリーを選ぶとき、多くの方はまず「ダイヤモンドにするか、カラーストーンにするか」という問いから入ります。自然な出発点に思えますが、この問いは、実は二つを同じ土俵の上にはない、別々の格として扱ってしまっています。一方は定番で手堅い選択、もう一方は少し個性的で、どこか冒険寄りの選択、というように。Aureaには、そうした序列は存在しません。ラボグロウンダイヤモンドとラボグロウンのカラーストーンは、どちらも本物の宝石であり、どちらも鑑定・鑑別書が付き、すべてのスタイルにおいて等しく標準の選択肢としてご用意しています。どちらが上でも下でもなく、どちらも「価格を抑えた方」ではありません。

このガイドでは、その前提をいったん脇に置き、より本質的な問いから始めます。あなたが実際に身につけたいのは、どんな色で、どんなトーンでしょうか。ここから、色がどのように成り立っているか、なぜ「カテゴリー」という物差しがあまり役に立たないのか、そして肌の質感や普段の装い、ご自身らしさをふまえて色を選ぶにはどう考えればよいかを、順を追ってご説明します——最終的にどの石にたどり着くとしても。
序列ではなく、同じ基準
「まずカテゴリーを決める」という発想が根強いのは、従来のファインジュエリー業界の慣習を、そのまま引き継いでいるからです。そこでは天然ダイヤモンドが長らく「主役」として位置づけられ、カラーストーンは、いわば「正式な石」の代わりに選ぶもの、多くの場合はより手頃な価格帯の選択肢として扱われてきました。この慣習は、Aureaのコレクションの成り立ちにはそのまま当てはまりません。
Aureaでお仕立てする石は、ダイヤモンドであれカラーストーンであれ、すべて採掘ではなく研究所で育てられ、すべてお客様のお手元に届く前に鑑定・鑑別されます。宝石鑑定の国際的な基準を定める機関であるGIA(米国宝石学会)は、日本語版のページで、ラボグロウン(合成)ダイヤモンドについて「本質的に天然ダイヤモンドと同じ物理的及び光学的特性を持っている」と説明しています。石そのものの性質は、どこで生まれたかによって変わるわけではありません。同じ理屈は、ラボグロウンのカラーストーンにもそのまま当てはまります。産地は正直に開示すべき事実であって、品質が劣ることを示すものではありません。Aureaでダイヤモンドではなくカラーストーンを選ぶことは、グレードを下げることではありません。それは、同じ基準で作られ、同じ基準で鑑定された、色違いの選択です。
Aureaでは、無色のラボグロウンダイヤモンドに加えて、ルビー、エメラルド、サファイア、ピンクサファイア、そしてライトブルーサファイアという5色のラボグロウンカラーストーンを、すべてのスタイルでお選びいただけます。深い赤、深い緑、深い青、澄んだピンク、そして柔らかな水色——色数を絞りすぎることなく、かといって迷うほど多すぎもしない幅にまとめています。
なぜ「カテゴリー」という物差しが役に立たないのか
カテゴリーへのためらいには、もう一つ、もっと理解しやすい理由があります。率直にお伝えすると、一部のお客様は今も、ラボグロウンの石——とりわけカラーストーン——を、キュービックジルコニアのような、見た目だけを模した模造石と結びつけて考えていらっしゃいます。この認識は正確ではありませんが、長年の市場での売られ方を思えば無理もないことでもあります。だからこそ、はぐらかさずに、まっすぐお答えしたいと思います。
ラボグロウンのカラーストーンは、模造石ではありません。天然の石と同じ鉱物種であり、地中でその石が形成される条件を再現して育てられています。だからこそ規制当局は、これを「別の、格下の製品」として扱うのではなく、「それが何であるか」を正しく表示するよう求めています。米国連邦取引委員会(FTC)の宝飾品に関するガイドラインは、ラボグロウンの宝石を販売する事業者に対し、「ラボグロウン」「ラボラトリークリエイテッド」またはそれに相当する語を、正しい鉱物名とあわせて開示するよう求めています。これは産地の開示であって、模造品への警告表示ではありません。実際、日本国内でもラボグロウンのカラーストーンを扱う宝飾ブランドの多くが、商品名に「(ラボグロウン)」と明記して販売しており、開示そのものはすでに市場に根づいた実務です。この区別さえ腑に落ちれば、残る問いはただ一つ、あなたが本当に身につけたいのはどの色か、だけになります。
色は実際どう決まるのか——色相・トーン・彩度
ダイヤモンドの色は、DからZまでの一本の尺度の上で、無色に近いかどうかという観点から評価されます。GIAのラボラトリーでは、色があらかじめわかっているマスターストーンと比較しながら、管理された照明のもとでダイヤモンドの色をグレーディングします。白いダイヤモンドで目指すのは「色が無いこと」そのものなので、これは一貫性のためによく考えられた仕組みです。一方、カラーストーンの評価は根本的に異なり、そこを理解すると、色を選ぶことへの身構えはずいぶんと軽くなります。
色石の色は、色相(ベースとなる色そのもの——青、緑、ピンクなど)、トーン(その色がどれだけ明るいか、あるいは暗いか)、そして彩度(色がどれだけ純粋で鮮やかか、あるいは落ち着いて見えるか)という三つの要素が組み合わさって表現されます。ダイヤモンドのような単一の尺度は存在せず、唯一「正しい」組み合わせもありません。あるのは、あなた自身が美しいと感じる組み合わせだけです。
米国の宝飾専門家団体Jewelers of Americaによる購入者向けの案内も、まさにこの点を指摘しています。「カラーストーンジュエリーを購入する際は、ご自身が美しいと思うものを選んでください。石のトーンや色相には微妙な違いがあるため、いくつかの選択肢を見比べて、お好みのものを見つけましょう」。これは、杓子定規なグレーディングとは正反対の考え方であり、感覚を信じて選んでよいという、いわば許可のようなものです。それこそが、色を選ぶうえでもっとも正しいあり方だと私たちは考えています。
指輪のためではなく、自分のための色選び
カテゴリーという足かせを外すと、色を選ぶことは、多くの方が想像するよりずっと個人的な決断になります。仕様書を比較するというより、コートやリップの色を選ぶ感覚に近いものです。特に、譲り受けるのではなく、ご自身のために初めてファインジュエリーを選ぶという方にとっては、いくつかの出発点が助けになります。
まずはご自身の「イエベ・ブルベ」から。温かみのある肌の色調(いわゆるイエローベース)は、暖色系の色や、イエローゴールド・ローズゴールドの地金とよくなじむ傾向があります。逆に涼しげな色調(ブルーベース)は、寒色系の色や、ホワイトゴールド・プラチナ系の地金と相性の良いことが多いです。あくまで出発点であり、絶対的なルールではありません。実際に確かめる一番の方法は、自然光のもとで、石をご自身の手に近づけてみることです。
普段よく身につけている色から考える。落ち着いた無彩色を中心にしたワードローブには、彩度の高い、存在感のある色がよく映えます。すでに色にあふれたワードローブには、ダイヤモンドの澄んだ輝きも含め、静かなトーンのほうがなじむこともあります。
どのくらいの頻度で身につけるかで考える。日常づかいの一点には、飽きのこないトーンを選ぶと長く愛用できます。特別な日のための一点であれば、思い切った色を選ぶ余地があります。
「自分らしさ」から考える。温かく気さくな印象、涼しげで思慮深い印象、やわらかくロマンティックな印象、あるいはすっきりとクラシックな印象——Aureaの5つの質問からなるツール「Find Your Piece」で使っている言葉は、技術的なチャートよりも、パーソナリティのほうが色選びの確かな指針になることが多い、という考えに基づいています。
「無色」もまた、ひとつの色である
はっきりと申し上げておきたいことがあります。ダイヤモンドを選ぶこともまた、色の選択であり、無難な既定路線ではないということです。丁寧にカットされたダイヤモンドの、限りなく無色に近い輝きとファイアは、それ自体が一つの明確な表現であり、どんな地金にも、どんなワードローブにも合わせやすく、実質的に流行に左右されません。しかもその品質は、同じDからZのスケールの上で精密にグレーディングされています。ダイヤモンドを選ぶお客様の中には、それが無難だから、あるいは慣習的だからではなく、澄みきった輝きこそが本当に求めていた表情だから、という理由でたどり着く方もいらっしゃいます。それは深いグリーンや優しいピンクを選ぶのと同じくらい正当な、色を起点にした理由であり、同じだけの敬意に値します。
どちらを選んでも、鑑定・鑑別書が証明すること
ダイヤモンドもカラーストーンも、どちらもラボグロウンであり、どちらも鑑定・鑑別されている以上、その証明が実際に何を保証しているのか、そしてなぜ石によって書式が異なって見えるのかを知っておくと安心です。
ラボグロウンダイヤモンドは、独立した鑑定機関によって、天然ダイヤモンドと同じ4C(カット・カラー・クラリティ・カラット重量)という枠組みで鑑定されます。GIA日本語版によれば、この4Cは「ダイヤモンドを記述し分類するための4つの重要な要素」として確立された基準です。一方、ラボグロウンのカラーストーンは、鑑定書ではなく鑑別書という形式で証明されます。GIAは、この鑑別書について「材料を特定して説明し、検出可能な処理をリストします」と説明しています——つまり、その石の鉱物種、ラボグロウンという産地、そして生成後に施された処理の有無を確認するものです。書式は異なりますが、目的は同じです。記載されている石が、お手元に届く石そのものであること、そしてその産地が曖昧にされることなく正直に記されていることを、第三者の立場から証明することです。
価格について——それは決め手にはならない
Aureaの価格は日本円を基本の表記とし、参考として米ドルも併記しています。価格はスタイルや選ばれる石によって異なり、それは事実です。素材そのもののコストは石ごとに違いますし、より大きな、あるいはより希少なカットであれば、小さなものとは自ずと異なる価格になります。ただし、この違いは品質の序列ではありません。カラーストーンのお仕立てが「入門編」で、ダイヤモンドのお仕立てが「上位版」だということはありません。どちらもご注文をいただいてからお仕立てし、発送前にすべて検品を行い、同じ鑑定・鑑別の基準を満たしています。一点だけでなく統一感のある一揃いをお探しの場合は、「Build Your Set」で、ネックレス・イヤリング・ブレスレットを同じ色でまとめてお仕立てすることができ、色の判断を一度で済ませることができます。

おわりに
色を選ぶことは、カテゴリーを選ぶことよりも、はるかに個人的な決断です。だからこそ、色から考え始めることには意味があります。ある色味が、ご自身の手元でどう映えるかを実際に確かめたい方、あるいは決める前に何が似合うかを誰かと話してみたい方は、短い質問に答えるだけの「Find Your Piece」から始めてみるか、無料のコンサルテーションをご予約ください。ジュエラーが、押し付けがましさも義務感もなく、じっくりと一緒に考えます。
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よくあるご質問
ラボグロウンのカラーストーンは、ラボグロウンダイヤモンドと同じ品質基準ですか。
はい。Aureaでは、ダイヤモンドとカラーストーンのいずれもラボグロウンであり、発送前にすべて鑑定・鑑別書が発行されます。ダイヤモンドは4C(カット・カラー・クラリティ・カラット)で評価され、カラーストーンは鑑別書によって石の種類・産地・処理の有無が証明されます。どちらも、他方より劣る、あるいは値引き対象となる石ではありません。
自分に似合うカラーストーンの色は、どのように選べばよいですか。
まずはご自身の肌のイエベ・ブルベと、普段よく身につけている色から考えます。日常づかいの一点なら飽きのこない色を、特別な日のための一点なら思い切った色を選ぶとよいでしょう。技術的な指標よりも「自分らしさ」を軸に選ぶことが、実は最も確かな指針になります。5つの質問に答えるツール『Find Your Piece』は、まさにそのために作られています。
カラーストーンはダイヤモンドより価格が安いのですか。
必ずしもそうではありません。価格はスタイルや選んだ石によって異なりますが、これは素材ごとの違いによるものであり、カラーストーンがダイヤモンドの廉価版として位置づけられているわけではありません。どちらも同じ基準で作られ、同じ基準で鑑定される、標準の選択肢です。
ラボグロウンのカラーストーンは、本物の宝石ですか。
はい。ラボグロウンのカラーストーンは、天然の石と同じ鉱物種・組成を持つ本物の宝石であり、外見だけを模したキュービックジルコニアのようなシミュラント(模造石)とは異なります。ラボグロウンであることの表示は、産地を正しく伝えるためのものであり、模造品であることを示すものではありません。
セットで石の色を組み合わせることはできますか。

はい。各アイテムを個別に選ぶことも、『Build Your Set』でネックレス・イヤリング・ブレスレットを同じ色で揃えてお作りいただくことも可能です。石と地金の色目をセット全体で統一できます。
Theo Lindqvist
Writes about stones, for Aurea
Theo answers the questions people ask before they buy — about origin, certification, and what a stone actually is. He'd rather a piece read plainly than impressively.
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